介助用具を使うのは本当に邪道?

2008年4月3日木曜日

1日8時間しか働かない(介助をしない)介護の専門家スキルのあることをプライドにして働いているのかもしれません。でも実際は腰を傷めたり重労働ということで、辞めていく介護の専門職が多いのです。介助用具を使えば少しは楽になるかもしれませんよね。そして最も大切なのは、介護される方に気兼ねをさせずに介助してあげることが介護者のプライドよりも大切なのではないでしょうか。

以前、あまりにも介護が大変なので、介助道具をレンタルしようかと思うと担当のケアマネージャーに話したことがあります。
その時に返ってきた答えは、介護をするときに介助用具を使うのは邪道ということでした。
実際にうちで利用していた介護用品店の人に聞いても、用具は売っているけれども邪道だということであまり使われていないという話も聞きました。

家で介護をしているは家族は休みなく一日中介護をしているのです。
そのような人にまで専門家の価値観を当てはめるのはいかがなものかと思います。

使いやすい介助用品・介護用品がなく、またそれをコーディネイト出来るケアマネージャーがあまりにもいなさすぎると思います。今後の課題は介護する人、される人に優しい介護関連商品の開発がのぞまれます

数十年前は調理にハサミを使うなんて邪道でした。しかし今やキッチンバサミは生活の中に入り込み、まな板がなくてものを切ることが浸透し、電子レンジのおかげでお鍋がなくても調理をする人がそれなりに認められる世の中になりました。結果、おいしいものが作られれば良いという世の中になりました。
同様に良い介護が出来るように介助用品をどんどん活用すべきだという時代にしたいものです。

0 コメント: