報道番組で 介護施設のベッドは空いているのに介護者が不足していて 要介護者が受けいられらないという報道がなされていた。勿体ない話だ。何万人もいる待機者の中でも 切羽詰まった要介護者はかなりいるはず。その空きの介護施設のベッドをその方たちが利用出来たら どんなにご家族の生活の質が変わることだろうと思う。
介護者は輩出しているのに 重労働の上に薄給なために続かないということ。ベッドを購入するお金があるのであれば ベッド数を減らして介護者の労働条件を上げ労働者を増やすことの方が先決だ。94%の施設で人材が不足しているという調査結果で明らかである。
私の職場に4ヶ月ほど介護施設で働いていたが志半ばで辞めてしまった人がいるが彼女も重労働と薄給。その上あまりの介護の質の低さに落胆し またその中で働いていくことができなかったとのことである。彼女のいたフロアは起床から朝食までの間に一人で30人の人を起こして硬縮のある人を着替えさせて オムツをとりかえたり 行ける人はトイレに行かせて 朝食の席につかせなければいけなかったとのこと。 朝8時の朝食のために朝5時から起こし始めないと間に合わないとのこと。
フロアによって対処の仕方が異なるらしく 朝早くから起こさなくて良いように 汚れたら着替えるフロアもあるらしい。そこではジャージの人あり、普通の洋服の人あり。ご家族の持ち込んだ衣服を着ているようだ。面会に行ったときに まさか自分の親がその洋服のまま寝かされているとは思いもよらないであろう。生活のメリハリを考えると昼間と夜では着替えた方が好ましいが、職員の手や着替えのために朝5時から起こして説明して理解してもらう余裕がないために無理やり服を脱がせて着替えさせるのが入所者の方にとって好ましいのか。
彼女もわからないと言っていたが 私もわからない。
利用者の立場から言うと介護施設を選ぶポイントは 実際にはどのような介護が行われているか詳しく聴き、質問をし 出来ればその内容を録音をし現場を見せてもらうぐらいのことは必要である。介護施設のベッドが空きやすいとか施設がきれいだからと安易な理由で介護施設を選ぶのは介護の質は勿論、入所者の人権を守るためにも注意を払わなければいけない点である。
またいつも求人をしているような施設は 職員に対して何か待遇が悪いことが予想されるうえ チームワークの良さという点でも期待出来ないことが予想される。人員が足りていても不足していても その施設からの請求金額は同じであることは間違いない。
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