1ヶ月ほど前に 介護の日(11月11日)が誕生した。介護について何に焦点を絞るのか。介護従事者の賃金を上げるとか勤務時間を検討するとか?家庭で介護をしている人がどのような生活を送り、どのような精神状態で日々過ごしているのかスポットライトを当ててほしい。
ところで 同じ職場に「16年間介護をしてきた」と自慢をしている女性がいる。夫の転勤先について行き 転勤先で大学院に通ったというとても勤勉な女性だ。介護をしながら大学院に行ったとは かなりの努力家だと思ったが、よくよく話を聴いてみると 転勤先には親を連れていかず 東京に残していったとのこと。おまけに「ボケがひどいので老人ホームに入れている」という発言もあり、そういうのも介護と言うのかとびっくりした。
冷静に考えてみれば 重い介護を16年間もできるわけがない。
親の介護をしたことがなく親とも同居していない人に限って
「何年間介護をしていたの?」と質問してくる。
脳疾患で急に半身不随になれば いつからとはっきり言えるが難病の場合 かかりだした日がわからない。徐々に体力が落ちていく病気を介護していたわけでそんなに何年かだとはっきり言えるようなものでもない。
兄弟3人で看た16年間の介護 に比べれば私はとても短いかもしれないが 介護者が一人だった私の介護内容はとても内容の濃いものなのではないかと察する。
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