がんばらない介護家族 しゃべり場 その2

2009年12月29日火曜日

家族構成の都合でむを得ず一人で 親の介護をしなければならない人が多いと思う。大学を卒業してからずっと働き続けてキャリアを積んできたアラフォー・アラフィフつまり40歳少し前から50歳少し過ぎの年代の人は男女雇用均等法が始まり総合職の先駆者として突き進んできた女性たちの年代。一人っ子が多くや兄弟がいても2人程度。


そのような年代の人間が 介護をしながらの仕事が難しくなり 両立をしてもたもののどちらも中途半端で体力も続かず 仕事を辞めて介護に専念。しかし決断をした時点でかなり重篤化していて坂道を転げ落ちるがごとく要介護度が上がり介護しきれなり施設に入れるようになる。また在宅で専念して看ていたけれども 看切れなくなって施設にようやく入れたので資金稼ぎに働こうと思っている人も多いはずだ。(安いところは何年ごしの順番待ち。比較的入りやすいところは最低でも1か月に20万円はかかる)

介護というものは様々なものにお金がかかる。 肌着一つでも買って着せて見たら袖繰りが工夫されていても今の体の動きには脱ぎ着がしにくいとか 大きめが良いかと思いパンツを購入したら 足回りは良いけれどもウェストの部分がブカブカで落ちてしまうとか。そのようなことで買い替えが多く無駄なものをたくさん買わなければならなくなる。介護を要する人の身の回りの物は試着なしで購入しなければならないので 本当に出費が多く仕事を辞めない方が良かったと後悔する人も多いだろう。 

一度仕事を辞めてしまうと 40~50歳前後で再就職は難しい。さて仕事につこうと思うとブランクと年齢が足かせになる。これが独身の一人っ子男性が同様の状況の場合 女性とは異なり性差による介護というものへの負担も異なるであろう。そして親が逝った後にはどうやって生きていけばよいのか。妻がいれば妻の収入で何とか生活が出来るかもしれないが。

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