柏崎駅前通りには特産品を売っているお土産屋さんがある。
駅から一番近いところにあるお店は明治饅頭・ちぢみ餅で有名な美埜屋さん。明治饅頭もおいしかったが揚げ饅頭(食べてみてわかったのだが、明治饅頭を油で揚げたものだった)が私の好みだ。周りがカリカリしていてドーナツのお饅頭バージョンという感じでおいしかった。この明治饅頭は小判型で白い色で見た目が薄皮んじゅうに似ていたが、中の餡が白餡で少々想像とは違っていた。通常揚げ饅頭など「どうせ余りもの」という感覚で買わないのだが、明治饅頭が売り切れていたため購入してみた。あまりにおいしいので翌日の朝、駅の隣のコンビニのおみやげコーナーで明治饅頭を買って帰ったが、やはり揚げ饅頭の方が私の好みだった。
ここではちぢみ餅という求肥、東雲という餡をパイで包んだお饅頭のようなものを買った。
いずれも東京で買うものより3割以上は安い。それでいてさすがに新潟。非常においしい。
因みに イトーヨーカドーの求人は770円だった。東京と比べていかがなものだろうか。
柏崎土産と言えば、明治饅頭の美埜屋さんの先にある新野屋さんのおせんべい、網代焼。小さな魚の形をしている。大きさは金魚ぐらいの大きさ。駅の隣のコンビニでは210円で売っていたが、前日にイトーヨーカドーで185円で購入。少し得した気分。
残念ながら柏崎には新野屋さんの閉店時間後に到着し、開店時間前に出発したのでお店で購入することは出来なかった。少々残念だ。
ホテルの朝食前、皆が寝ている間に駅周辺を散歩し、駅の隣のコンビニで笹団子、明治饅頭を購入した。なかなか有意義な時間を過ごせた。新潟駅までどのぐらいの距離があるのか路線図を見てみた。距離はわからなかったが千何百円もしていた。結構遠いようだ。映画を見に行くのも新潟だとすれば、かなりの出費になる一つのイベントになりそうだ。
2007年にあった新潟県中越沖地震の爪あとは見られなかったが、昔ながらの住宅は無く新しい住宅が並んでいた。車で10分以内の所にも家は建っていたが、昼間でも住民の方の姿を見ることは無かった。
柏崎刈羽原子力発電所と言えば、関東圏の人であれば聞いたことの無い人はいないと思うが街には人影もみかけず、閑散とした町だった。発電所従事者らしき人の姿を見るのみ。柏崎駅前通りやイトーヨーカドー店内でも付近の住民の方の姿を見ることは無かった。もっとも駅前の商店街も夕方6時をもって閉店という土地柄。そのようなところなのだから、唯一開いているイトーヨーカドーとはいえ、お客さんが入るはずのない時間帯に行ったからなのかもしれない。
仕事場と家の往復は車ということなのだろうか。人との触れ合いは駅前のおみやげやさんとの一時だけだったのが少し残念だった。
柏崎刈羽原子力発電所の敷地内は無機的で、ロケット打ち上げ基地のような感覚だ。広い敷地の中には銀色や白色の構築物である空気取り入れ用の高いタワーや発電所がポツンポツンと並んでいる。
化学工場の見学に行ったことがあるが、敷地の中はまさに工場そのもの。まさに電気の工場であることを実感する。
化学工場と異なるのは、建物の中である。化学工場はオートメーション化が進んでいて、ベルトコンベアーはもちろん 中で移動しているのもロボットだった。広い工場の中に一人か二人しか人がいなかったことを記憶している。しかし原子力発電所では点検作業中・耐震工事中ということもあるのだろうが、人の手に支えられて厳重な点検がなされているという感じがした。
さほど大きくない送電用の鉄塔が並ぶ柏崎刈羽原子力発電所付近だが、さすがに発電所付近にある鉄塔の数が少々多い。しかし当たり前とは言えば当たり前なのだが、発電所の向こうは海ということもあるが向こうには鉄塔が無く、発電所からひたすら東京方面に向かって鉄塔が並んでいる。
まさに電気の源という景色を 発電所から離れてみたときに実感した。
新潟でまこもたけを購入した。イネ科の植物らしい。若々しい緑色で サトウキビのように細めの竹のような形状。
早速調理をしてみた。素材だけで十分に甘みがあっておいしい。どこかで食べたことのあるような でも初めての食感。
せっかくなので レシピをご紹介します。レシピ紹介デビューです。(とても簡単ですが)
まこもたけのしょうゆ炒め
①まこもたけを短冊切りにする。
油でほんの少し焦げ目がつく程度炒める。
②ダシにしょうゆを入れてからめる。
片栗粉を溶いても風味ががある。
柏崎刈羽原子力発電所の名前の由来は、柏崎市と刈羽郡にまたがっているため このような名前になっているらしい。
柏崎市には1号機から4号機まであり、刈羽郡には5号機から7号機まである。
いずれの自治体にも税金が公平に落ちるように、柏崎市にある1号機を動かした後には2号機を動かすのではなく刈羽郡にある5号機を動かすそうだ。
現在は点検中だが、新潟県にある発電所だが自らが使用するのは東京電力で発電した電気で、何らかの事情で発電出来なくなった場合には、いつもは送電している送電線をつかって、他で作った電気を送電を受けてまかなうそうだ。
発電所の近くにある送電用の鉄塔はさぞかし大きいのかと思いきや、我が家の近くにある送電線とはさほど変わらず、かえって小さいようにも感じた。