あれだけ 老人の姿・映像を見ると介護のことを思い出して 具合が悪くなっていたのに。 先日 老人施設での老人が食事をする様子を見て 父と同じ食べ方をしていると思い 父を見ているようで とても懐かしくしげしげとその映像を見た。
後半の父は背筋が横に弱り斜めに傾き 指や手が動きにくくなり 自分の口にフォークを持って行きにくくなり 口の方が食べ物を迎えに行くような状態だった。その様子を見るのがなんとも辛く 情けないと言うのか妙な感情を持ち 食事風景を見るのは嫌だった私が その様子を懐かしく思い 見入っているのだから不思議なものだ。 時が解決したのか。
だから 介護が終わった人は 「今は辛いけれども 一時のことだから」と慰めの言葉をかけるのだろう。
そんなことを言っても 大変な時は何を言われても大変なわけで あまり役に立たないけれど 「今は本当に大変ですよね」 とひとこと言ってくれたら かなり救われるんだけれども。
今更ながら そういう言葉をかけてくれる ケアマネージャーだったら どれだけこころが楽だったかとも思う。父の様子は懐かしいと思えるようになっても 介護にまつわる周辺の人の心無い言葉で傷ついたこころは いまだ癒えていない。
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