介護用品 という名がつくととても高価になってしまうのですが、特に吸い飲みに関してはいろいろと使ってみることをおすすめします。
我が家の症状の場合は 低価格で購入したものは 傾けると急に水分が飛び出し飲みにくいと言って よくむせていました。他に看護・介護用の吸い飲みは3個持っていますが 3個ともそれぞれ使い勝手に特徴があり自分で飲む時と飲ませる時で使い分けをしていました。水分の口への入り方も3個ともそれぞれ少しずつ違いましたが 症状も関係したのか概ね同等に使いやすいものでした。
例えばご自身の洋服や靴を購入する前には体や足に合うもの 自分に似合うものを選ぶために何足も身につけたり履いたりして試すと思います。吸い飲みは購入して使ってみなければわからないもので 小さい割にとても高価です。しかし要介護者になくてはならない体の一部で生活を支える杖のようなものなのです。慎重に品物を選んで使うことが重要です。
要介護者に使用感を尋ねる あるいは答えられない状況であれば使用時の様子をよく観察し判断して道具を探すことが大切だと思います。
動線や視線を考えてデパートやスーパーではお店の向きや商品陳列が考えられています。
介護するご家庭でも 動線を考えて物を配置することで 無駄な動きが省けて効率的にスピーディーになおかつ疲れを最低限にすることができると思います。
たとえば電子レンジで温めるおしぼりタオルは電子レンジの上に置く。食事のときに必ず用意する佃煮類を小さなトレーにまとめて入れて冷蔵庫にしまっておくと 食事の時に簡単に用意ができます。それによって、要介護者は自分で佃煮を選ぶことが出来、あてがえぶちになりがちな食事でも選択する機会が得られます。同じく要介護者のテーブルの脚にティッシュの箱をしばりつけるようにして使いやすく設置するとかテーブルの上に蓋つきの小さなゴミ箱を用意するとか。これだけで介護者は手を貸さずに済みますし、要介護者は少しでも自分でやったという達成感が得られると思います。
介護動線は効率性が主体ですが 要介護者にとっては危険の少ない動線ということを考える必要があると思います。要介護者の動線を効率的にしようということで作業療法士の提案でポータブルトイレに一人で行きやすいようにとベッドサイドにあったポータブルトイレの位置を足元から頭の方に180度反対側の位置に動かしたことがありました。
実際はそれだけのことなのですが、移動の際に滑りやすくなってしまい 一人で夜中にトイレに行こうとしてベッドから滑り落ちベッドにとりつけてあるスイングバー(可動式の柵)とベッドの間に挟まり肋骨を折ってしまいました。
偶然にもその日が夫のいる日だったのでベッドから滑り落ちて挟まった体を二人で引き上げることが出来ましたが、あれが私一人しかいない平日であったら 挟まって痛がる親を救急車が到着するまで放置しておくしかなかったと思います。(介護は力仕事。特に緊急時はコツだけではどうにもなりません。こんな緊急時に一声かければ手伝ってもらえる機関があればと思います)
私の親は 寝ている間に体をあちこち掻きむしったり 経管栄養の管を抜いたりと小さな事件が多々ありました。また市販の介護用のミトンは高価ですし、手の大きい我が家の親の場合はミトンの中に手がおさまりきらずとてもかわいそうな状況でした。
そこでとても手作りで 大きなミトンを作りました。
作り方はとても簡単で 雑巾ぐらいの大きさに縫ったタオル4枚用意します。
2枚の三方を縫い 手が入るように作ります。
ミトンから手が抜けないように 手首のあたりを軽く縛る太めの紐を縫いつけます。
それを2つ作れば良いのです。
縫い付ける紐の長さを調整すれば 一時的に手の動きを制限したいときに応用がききます。
素材がタオルで柔らかく 汗も吸収するので蒸れにくく また洗濯も簡単で便利です。雑巾ぐらいのサイズなので大きく素材も厚いので 指を動かしても中で泳ぐだけで細かな動きは出来ません。ですから体を掻いても傷になりにくいのです。(市販の介護用ミトンは素材が硬いので傷になりますが好都合です)
病院に入院中にも これを持っていったところ 拒否されず使ってもらうことができました。手作り感いっぱいで(笑) 私の親に対する思いも感じ認められた(?)のもあったのでしょうか。。是非作ってみてください。おすすめです。
長期間にわたり薬を飲み続けていると副作用が出る場合もあるようです。
一番多い副作用は、食欲不振、吐き気といった消化器系の副作用のようです。
これらさほど心配する必要はないようです。
頭痛、めまい、胸が痛くなる、心臓がどきどきする、脈が乱れるなどの症状が現れたときは
多少注意が必要なようです。
自分の意志とは関係なく顔をゆがめたり、舌を出したり引っ込めたり、腕を動かす不随意運動が現れたとき、また幻覚・妄想などの精神症状が現れた時は注意が必要なようです。
異常を感じた時には とにかく何でも正直にドクターに話し相談しましょう。
薬の量や薬を変えることが必要な場合があるからです。