以前も少し触れたが、在宅介護のトイレ介助は重労働である。時間の感覚が鈍った家族の介護の場合は尚更である。お腹がグルグルしているのか「大きい方が出そう」と言うので、介助でポータブルトイレに移動しズボンを下ろしてあげてやっと座らせたかと思ったら「ガスだった。もう出ない」とか「もう良い。ベッドに戻る」と言う。そうなのかと思いズボンを上げて介助でベッドに横にならせてお布団をかけて1~2分すると「やはり大きい方が出そう」という。それを3回ぐらい繰り返していると40分以上はつきっきりずっと介助をしているわけで、結構な重労働をすることになる。
冬はパンツの上にズボン下、厚手のズボンを履いているが、これらの上げ下ろしが結構大変だ。すべてゴムが入っているので結構力がいる。4回目ぐらいになると、しばらくトイレに座っていてもらうことになる。「もうトイレはしない。終わり」と言ってもしばらくの間は。こういう介護をしたことの無い人が聞いたら老人虐待だと言われるかもしれない。ゴムのはいっているものは来ていても楽だが、介助する方にとってはとてもやっかいなものだ。おかげで、介護の終わった今でもひどい腱鞘炎に悩まされている。雑巾絞り程度の作業でさえも10月ぐらい3月末頃までは痛みが走りほとんど出来ない。寒い時期半年はなるべく腕を使わないようにして、気候の良い半年は腱鞘炎が出ないように腕を使うという始末。
腕を使わないということは、ヒトが生活している中ではあり得ないことですが・・・。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 コメント:
コメントを投稿