先日 新聞に ストレスや疲労が引き金で 寝言を言うようになるという記事があった。
大人になって常習的にはっきり寝言を言うようになった場合は 強いストレスにさらされている可能性があるという。
そういえば 私の父は寝言がすごかった。特に 高齢になってからが寝言が頻繁になった。
大声で怒鳴り、隣の部屋に寝ていて 目が覚めるほど大声だった。
この症状は健康な高齢者の0.5%に見られるという。 この背後にはパーキンソンや認知症などの神経疾患が隠れていることもあるようだ。 そういえば、身体が動きにくくなってから 夜中によく大声を出していた。
今になれば 「そういうことだったのか」 ということが 少しずつ出てくる今日この頃。
父のことを思い出すのも、同じ年ごろの男性を見るのも嫌だった時期もあったが
こういった新聞記事も 父を思い出し こころの傷を癒してくれるものになった。
やっと 父の介護・死にまつわることに こころの整理がついたのだが 先週、家族ぐるみで付き合っている友達が亡くなった。自死である。
2年ぐらい前から更年期のような兆候があった。そこにこのところの不況で 親戚のやっている会社が廃業をしたため そこで働いていた友人は失業してしまった。50歳代後半の男性である。 ハローワークに行っても就職口の無い状態がずっと続いていた。
自死の家族のケアは難しく 急に家族を亡くしたことや理由が不明解なことが家族のこころを悩ませると言う。彼の妻もかなり混乱していた。せめての救いは、システム手帳に緻密に書かれた遺書である。
家族は遺書に書かれたとおりに 生きていくことになる。
我々のことを一番に思ってくれていた友人。今後もその家族を見守っていこうと思っている。
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