山梨県の櫛形山に行ってきました。
朝6時に町田を出発し
7時45分に櫛形山の登山道の入り口がある県民の森に到着
8時15分から登山開始
最初の30分が 登山初心者のパートナーにとってはかなりきつかったようだ。
標高950メートルからのスタートで 空気が薄く
登山ペースのわからないパートナーにとっては少々きつかったようだ。
途中 12時少し過ぎに 小屋があったのでその中で
持っていた昼食を食べ トイレに行き 水場で水を汲み 頂上に向かった。
頂上には14時少し前に着いた。5時間45分ほどかかった。標高は2000メートル少々。
予定では4時間30分の道のりだ。
下山のことを考えるとタッチ&ゴーで行きたかったところだが
かなり疲れているようだったので休憩をして 14時15分頃に出発した。
パートナーが初心者だったので 登り初めて1時間ぐらいで疲れたのか
足を肩幅ぐらい 広げて歩いて苦戦していた。
1本で歩き 体をぶれさせないように歩くことを勧めた。
下りは足の運びのコツがわからず 踵から着く歩き方をしていて
かなり足が疲労していた。その歩き方を早く気付いてあげれば良かったのだが
後ろから見て 膝が笑っているのを見てから分かったことだった。
県民の森まで無事 予定通りの時間に着くのは絶望的な状態で
下りは予定のペースで歩けたとしても 県民の森には4時半着で
頂上についてから終始不安だった。
元々森林の中を歩くコースで朝でも薄暗いのだが
日の入りが近づきどんどんと暗くなり とても不安だった。
しかし 足が棒のようになったパートナーは着々と横歩きで前へ進むので精いっぱいで
こちらの不安は 気づいていない。夕方の山が急に暗くなることを知らないのだから仕方がない。
不安を与えても仕方がないので パートナーの荷物を少し持ち体の負担を少なくして下山することを提案したが プライドがあり受け入れてもらえなかった。
しばらく歩いて 山は暗くなると危ないので 荷物を持つから
山は元気な人が荷物を持って歩くものだと言ったのですが
大丈夫と言う。
とはいえ なかなか前に進まず 周りは暗くなってくる。
今度は 私の荷物の方が軽いようなので交換しましょうと言って私のザックを背負ってもらったが
大柄の男性の手は私のザックはきつかった。
そこで 調整するからと言って 背負っていた私のザックを取り上げ
既に私が背負っていた パートナーのザックと一緒に持つことにした。
悪いとかなんだかんだと言っていたが
「山は暗くなるととても危ないので明るいうちに下山しましょう。」と言いきったら
今の状況が理解できたのか 従ってくれた。
それにしてもなかなか着かない。
足を動かしていればそのうち着くことは知っていたが
夕暮れや日没を考えると どうしても焦ってしまう。
手で持ちあげれば重たかったザックだが 背負ってみればどうってことはなく
結局 私は二つのザックを背負って急斜面を下山した。
結局県民の森に着いたのは17時45分で
頂上から3時間30分。予定では2時間30分だったので 1時間遅れ。
朝8時15分に歩き始めて ちょうど9時間30分。
初心者のパートナー
大人になって初めての山登りで 9時間30分もよく頑張りました。
帰りは車を降りるたびに 棒のように伸びた足で歩いていた。
登る前にアミノ酸を飲んでいなかったら どうなっていたのでしょう。
おかげで 私は翌日もほとんど痛くなく
痛みが出るはずの翌々日も 少し痛いだけで日常生活に支障なく体を動かすことが出来た。
パートナーは もう懲りたかもしれない。
だけど 私が提案した山をすべて却下してご自分で選んだ山。
後悔は無いはず。
体の調子が治るに 2週間ぐらいかかるかもしれないというのが
別れ言葉だった。
体も心も 良い思い出にするには それぐらいかかるのかもしれない。
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